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映画『6才のボクが、大人になるまで。』70/100点

 

批評

この映画は題名の通り、6才の少年が18才の大人になるまでの12年間の物語だ。
それだけだと真新しさはないかもしれないが、実はこの映画は家族役全員が12年間同じ役を演じ続けている。

 

そのため、この映画は12年間の物語を数ヶ月で完成させたものではなく、徐々に綺麗になっていく映像やハリー・ポッターの新刊、スマートフォンの登場など時代を感じさせる映像から現実の時の流れの疑似体験ができるようになっている。

 

映画の時間自体は2時間45分だが、現実の12年間をその時間に凝縮したと考えるとあまりにも短いかもしれない。
そんな短い時間から子どもの成長は早いものだと感じられたり、この成長に伴う親の感情を読み取ることができる。

 

決して面白い映画というわけではないが、家族がいる方におすすめの映画である。

 

スタッフ・キャスト

監督:リチャード・リンクレイター

脚本:リチャード・リンクレイター

キャスト:エラー・コルトレーン パトリシア・アークエット ローレライ・リンクレイター イーサン・ホーク 他

 

2014年制作/165分/アメリ