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映像作品(映画、アニメ、ドラマ)のネタバレ一切無し魅力紹介をしています。

映画『つみきのいえ』80/100点

 

批評

今作は12分という短い時間で人の心を動かす話と同時に、人類への警告といえるものを見事に描いている。

 

今作の舞台は水上住宅だ。しかし、映画が始まって数分で何かが変だと気付き始める。
子供はあまり良くわからないかもしれないが、徐々に明かされる真実から今作の題名の意味が分かり、恐ろしい世界観だと判明する。

 

そんな世界観を活かした切ない話が今作で描かれる。
今作には登場人物の台詞が存在しない。
台詞がない代わりに、「絵」で伝えていく構成だ。
多くを語らずとも非常に説得力があり、人生経験が長ければ長いほど心に来るものがあるだろう。

 

短い時間の映画が観たい方だけでなく、家族での視聴にもおすすめである。

 

スタッフ・キャスト

監督:加藤久仁生

脚本:平田研也

ナレーション:長澤まさみ

 

2008年制作/12分/日本