※初めに、今作は『マン・オブ・スティール』の続編であり、前作の視聴は必須となります。
批評
『マン・オブ・スティール』の続編であり、通常版である『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』よりも30分以上のシーンが追加された今作は、神に対する様々な人間の反応を非常に強く描いた映画となっている。
前作に続き、今作も脚本が上手い。
スーパーマンに対する様々な人々の反応がとても現実的であったり、なぜバットマンとスーパーマンが対峙するのか、対峙するきっかけ作りも上手く、時間をかけて納得いくように描かれる。
そもそもバットマンがどういう存在なのか知らずに今作を視聴する方もいるかもしれない。
そこはご安心を。
前作のスーパーマンの誕生ほど時間はかけていないが、最小限の理解はできるように描かれる。
そんな最小限の描写から、誰も気付かないような盲点を突かれる設定回収がある。
そして通常版よりも30分以上長いだけあって、通常版よりも丁寧で、非常に分かりやすくなっている。
通常版から印象が一変することは間違いないだろう。
前作を視聴した方、通常版を視聴した方、バットマンの過去作を一作でも視聴したことがある方、脚本を重視する方におすすめである。
スタッフ・キャスト
監督:ザック・スナイダー
脚本:クリス・テリオ デビッド・S・ゴイヤー
キャスト:ベン・アフレック ヘンリー・カヴィル エイミー・アダムス ジェシー・アイゼンバーグ ダイアン・レイン ローレンス・フィッシュバーン ジェレミー・アイアンズ ガル・ガドット 他
2016年制作/187分/アメリカ