批評
自身の力を隠しながら生きてきた一人の青年が、自身の運命や人類の存亡などに真剣に向き合った大人向けのヒーロー映画となっている。
今作は非常に脚本に注力されており、すべての設定に意味を持たせ、必要な設定は劇中ですべて説明される。
主軸は血族を巡る戦いであるが、主人公や敵となる人物の設定がじっくり描かれるため、矛盾を感じることなく話を観続けることができ、視聴者も誰かの立場になって考えやすい。
そんな血族を巡る戦いの終着点に一体何を感じるか。視聴後は全く新たなヒーロー映画と感じることは間違いないだろう。
子供はあまり楽しめないかもしれないが、ヒーローが出てくる作品が好きな方、脚本を重視する方におすすめである。
スタッフ・キャスト
監督:ザック・スナイダー
脚本:デビッド・S・ゴイヤー
キャスト:ヘンリー・カヴィル エイミー・アダムス マイケル・シャノン ケヴィン・コスナー ダイアン・レイン ラッセル・クロウ ローレンス・フィッシュバーン アンチュ・トラウェ 他
2013年制作/143分/アメリカ