このブログでは2024年の段階での最新作『オッペンハイマー』までの私的クリストファー・ノーラン映画ランキングを発表します。なおこのランキングに含まれるのはノーランが監督した映画であり、監督をしていない映画は含まれません。
それでは以下から発表していきます。
目次
第12位
『インソムニア』
素直に傑作を多く作るイメージがある私的には今作は駄作でした。タイトルがインソムニア(不眠症)なだけあって視聴側もすごく眠たかったです。不眠症関係なくただ単に不眠症の刑事が事件を解決する刑事ドラマだった印象です。
第11位
『ダンケルク』
良くも悪くも史実に基づいて描いているため、かなりの予備知識がある人に向けた映画だと思いました。ストーリーなどは極力省いているためキャラの行動が意味不明でした。
臨場感はとても良かったです。
第10位
『TENET テネット』
難解すぎる話は観ている側は素直に面白いと言えるかという疑問が生じるが、私的には今作においては難しすぎて面白いとは思えなかった。
もちろん何回も観たら新たな発見が見つかるように作っているのだろうが、また2時間半今作を観るために時間をかける必要もないと思う。
あ!逆行だ!これから何が起こるんだろうという新たな映画体験はすごかった。
第9位
前作の出来が良すぎたため、新たな敵ベインはジョーカーを超えるのか、前作を超える程の話を見ることができるのかとハードルを上げてみたからか、シリーズ最終章としては残念な出来だった。飛行機墜落、スタジアム爆破は度肝を抜かれたが、随所で明らかに違和感を感じる脚本の出来が残念でした。
終盤のバットマンの「誰でもヒーローになれる」という名言にはジーンとさせられました。
第8位
『フォロウィング』
初の長編で低予算でありながらこの頃から既に面白い。伏線回収も見事でラストは結構怖かった思い出。
第7位
『プレステージ』
人間という生き物をよく描いていて面白い。人間がプレステージのために破滅していくのは上手かった。
個人的にはクリスチャン・ベールの役名をなぜ”アルフレッド”にしたのか理由が知りたい。紛らわしいよ。
第6位
『メメント』
結論を一番最初に示し、一体どのようにそう展開されたのか道筋を遡っていくという演出が面白い。主人公の病気を利用した周りの人間の様子も合理的で、演出・脚本ともに良い出来でした。
第5位
『オッペンハイマー』
ノーラン監督最新作は5位に入りました。あくまでも事実を淡々と伝えていく映画で、面白いと言えるものではなく、これが当時の核に対するアメリカ人の考え方なんだと現実を突きつけられる筋立てだが、核を生み出した張本人でありながら間違いだったと感じ始めたオッペンハイマーを主役にしていることから、核の脅威を伝える分には十分に伝わる良い出来だったと思います。
大いに観る価値がある、映画の歴史で欠かせない一作だと思いました。
この映画に対しての私の意見などについてブログを書いているので、読んでくださると嬉しいです。
第4位
私が初めて観たバットマン映画です。
今作でバットマンを初めて観た感想としてはとても丁寧にバットマンの誕生について描かれていると思った。
幼い頃に恐怖を経験し、自らも恐怖となり、お金で物事を解決するヒーロー、超人ではない所詮ただの一人の人間ということが分かり、人間ドラマに注力されていて説得力がありました。
バットマンとはどういう人物なのか、とても丁寧に描かれていて、ダークナイトシリーズのオリジンだけでなく、バットマン入門作としてもとても良い出来だと思った。
第3位
『インセプション』
話は難しいが今作に至っては俳優陣の演技力、ものすごい映像によって映画の世界に引き込まれて面白い。街が折りたたまれるシーンやホテルのシーンなんかは本当に引き込まれる。
そして決して明かされることのない謎を残した余韻に浸るラストが素晴らしい。
第2位
『インターステラー』
映画史に残る家族愛。科学者の話はよく分からないが、驚異の映像美、素晴らしい音楽、そして時空をも超える壮大な家族愛を描いたストーリーにより、言葉で表すには難しい圧倒的な感動を味わえ、物凄いものを観た...と放心状態になった。
終盤のハッとする伏線回収、家族との再開は思わず涙をこぼすという方もいるんじゃないでしょうか。
第1位
『ダークナイト』
恐ろしいほどの脚本の完成度、何年経っても記憶に残り続けるシーン、ヒース・レジャー演じるジョーカーなど役者陣の演技の素晴らしさ、ハンス・ジマーの素晴らしい音楽、鳥肌が立つタイトル回収、何から何まで計算し尽くされ、本気度が違う。
ダークナイトシリーズ最高傑作どころか、私が見てきたどのヒーロー映画も超越する驚異の完成度だ。
今作が2024年版ノーラン映画ランキング1位となったが、2位以下とは差がありすぎるぐらい凄まじい完成度だと思う。今作が古びることはこれからもないだろう。
最後に
最新作『オッペンハイマー』は私的にとても良い作品だと思いました。2014年の『インターステラー』からちょうど3年に1作作られているため、次回作は2026年には観れるのでしょうかね。私は最新作『オッペンハイマー』が劇場で初めて観たノーラン作品となり、次回作も劇場で観たいと思っています。楽しみです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。