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『100 meters』&『らしさ』感想【映画『ひゃくえむ。』サントラ&主題歌】

 

最初に、この記事には漫画『ひゃくえむ。』のネタバレが含まれます。見出しで漫画のネタバレがあるかないかは示しますが、それでも良いという方のみお読みください。

※そして、この記事に書かれていることはあくまでも個人の意見です。

 

2025年8月6日、堤博明によるサントラ『100 meters』と、Official髭男dismの新曲である、映画『ひゃくえむ。』の主題歌『らしさ』が公開された。『ひゃくえむ。』の新情報でいえば、本予告が公開された2025年7月18日から約3週間ぶりの解禁。この日のために頑張って生きてきました。

 

『100 meters』

語っていく前にまずはサントラの動画を貼っておきます。この記事はサントラを聴いた前提で進めていきます。2種類あるので、2種類とも聴いた前提で進めていきます。

 

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『100 meters』の感想(漫画のネタバレなし)

特報を見た方なら分かると思いますが、これは特報と同じ曲で、何ならこれがメインテーマらしいです。特報が公開された時からこの曲が好きだったので、今回先行配信されたのがとても嬉しいです(サントラは『100 meters』だけ先行配信されました)。映画のどんな場面で流れるのでしょうか。楽しみです。

 

心臓の鼓動をイメージしたと思われる「ドックンドックン」の音、こっちまで緊張します。走る前に緊張で異常に速くなる心臓の鼓動の加速、私も昔は陸上部だったのでよく分かります(私は短距離ではなく中・長距離でしたが)。

WorkOutの方も良いですが、私は完全に通常版のほうが好きですね。

 

まだ発表されていないサントラの曲名もかっこいいものが多いです。私的に『100 meters Part2』がPart1とどう違うのか気になります。

曲名は↓で確認できます。

 

それでは次はおそらく皆さんにとっての大本命です。

 

『らしさ』

語っていく前にまずは主題歌の動画を貼っておきます。この記事は主題歌を聴いた前提で進めていきます。

 


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↓に歌詞も貼っておくので、歌詞も見ながら聴いてみてください。

 

誇るよ全部 僕が僕であるための要素を

好きだよ全部 君という僕の黒い部分も

恵まれなかった才能も 丈夫じゃない性格も

だけど大それた夢をちゃんと描く強かそも

焦るよいつも 足音の群衆が僕の努力を

引き裂いて何度 君という闇の世話になったろう

オンリーワンでもいいと

無理やりつけたアイマスクの奥で一睡もしやしない自分も見飽きたよ

「現実的、客観的に見れば 絶望的。絶対的1位はきっと取れないな」

分かってる 分かっちゃいるんだけど

圧倒的、直感的に僕は 納得出来ちゃいない

ああ なんでこんなにも面倒で 不適合な長所を宿してしまったんだろう

らしさ そんなものを抱えては 僕らは泣いてた 笑ってた 競い合ったまま

大好きな事に全て捧げては 何度も泣くんだ 笑うんだ

メチャクチャなペースで

 

 

これしかないから

しがみついてたかったんだ

居場所が欲しかったんだ

 

 

何度勝っても それはそれで未来は苦しいもの

ああ まじでなんなの?負けて負けて負けまくった時ほど

思い出話が僕の歩みを遅めてしまうよ 過去の僕と君からの最低のプレゼント

打算的で消極的な面は 僕を守る絆創膏 怖くてきっと剥げないな

分かってる 分かっちゃいるんだけど

プライドは新品のままで白くふやけ痒がっている

ああ どちらも僕で君だから どちらも本心だからたちが悪いよな

 

 

「始めたのが遅いから」「世界はあまりにも広いから」

「天才はレベルが違うから」「てかお前が楽しけりゃいいじゃん」

ああ うるさいな それでもなんか君に負けてしまう日もあった

まあ そりゃそっか ブレない芯や思想なんて僕らしくはないや

でも今の僕は もう限界だ 君の言いなりになってたまるか

僕はやっぱ 誰にも負けたくないんだ そんな熱よどうか

消えてなくなるな!

 

 

らしさ そんなものを掲げては 僕らは泣いてた 笑ってた 競い合ったまま

大好きな事に全て捧げては まだまだ泣くんだ 笑うんだ

位置についたなら さあ、本気で勝負だ

 

 

らしさ そんなものを抱えては 喜び悲しみ 不安期待 絶望絶頂

君と僕のものだよ全部

らしさ そんなものを抱えては ああ 息絶えるまで泣くんだ 笑うんだ

「本当に良かった」ああ 生きてて良かったな

 

『らしさ』の感想

私の名は鹿田鹿雄

 

どこにでもいる普通の人間だ

 

ただ1つ変わったことがあるとすれば

 

この曲が、好きだ―。

 

純粋に曲として(漫画のネタバレなし)

私はOfficial髭男dism(以下、髭男)の曲をほとんど聴いたことがなかったです。『ひゃくえむ。』の主題歌が髭男になるということを知ってそこから数曲聴いた程度です。ちなみに聴いたのは『発明家』『Cry Baby』『ホワイトノイズ』ぐらいです。

 

そんな髭男をほとんど聴いたことない私にとっては、間違いなく私が聴いた髭男の曲の中ではベストであり、誰が歌っているのか関係なくこれから先も愛していきたい、生涯に残る神曲でした。

私は今まであまり多く音楽を聴かないで生きてきて、そんな私の中で人生で一番好きな曲は10-FEETの『第ゼロ感』でした。しかし、この『らしさ』は私にとっては『第ゼロ感』をも超えてしまう、心から愛する曲になりました。純粋に曲として素晴らしいんです。

 

初めて聴いた時から最初のイントロで心を掴まされ、2回目に聴いたときは歌詞を見ながら聴いたのですが、あまりにも神曲で号泣しました。あんなに泣いたのは初めて『SLAM DUNK』の山王戦を読んだ時以来でした。聴けば聴くほどこの曲がもっと好きになっていき、気付いたら配信開始から1時間半はぶっ通しで聴いていました。『らしさ』が配信されたのは夜の12時だったのですが、冗談抜きで1時半ぐらいまでずっと聴いていました。

 

私が泣いた理由は複数あります。『ひゃくえむ。』という物語に最高に合った歌詞であり、そこから『ひゃくえむ。』の登場人物に感情移入したから。岩井澤健治監督がこんなに素晴らしい曲を作った人たちと一緒に仕事ができているという事実に一ファンとして自分のことのように感動したから。しかし、最大の理由は、「凄いから」。これに尽きます。理由なんてもはやないも同然です。初めて聴いたときから全てが私に合っていると感じたんです。

 

ここまで感動しているのは私が昔陸上に打ち込んでいたことを思い出したからでしょうか。私が今受験生で毎日努力しているからでしょうか。明確な理由は私にも分かりませんが、確実に言えることは、「この曲に出会えて良かったな、この曲を聴くために生きてて良かったな」です。本当にこの曲を作ってくれた感謝を伝えたいです。

普通に聴いていても涙が止まらないのに、映画のエンドロールでこれを聴いたらどれだけ泣くんだろうと思います。

 

おそらく『ひゃくえむ。』の監督である岩井澤健治監督も号泣していますよ。宮崎駿監督が米津玄師さんの『地球儀』を聴いて泣いたように。

まあ宮崎監督については『君たちはどう生きるか』が自分の今までの人生の集大成と十分いえるものですが、岩井澤監督については『ひゃくえむ。』で映画作りを引退するわけではなく、次回作が既に決まっていますからね。泣く理由は違うかもしれませんが。

 

youtu.be

 

岩井澤監督についてはこんな素晴らしい曲を作った人たちと一緒に映画作りができて、今までの努力が報われたとはっきり分かりますからね。

 

私の岩井澤監督への想いについては↓の記事で詳しく書いています。

rozan901.hatenablog.com

 

トガシの曲(漫画のネタバレあり)

ここからは歌詞から感じた感想を書いていきます。

 

私がこの曲で強く感じたのは、「これはトガシの曲で、『ひゃくえむ。』はやっぱりトガシの物語なんだなぁ」ということです。『ひゃくえむ。』のもう一人の主人公である小宮の要素もあり、2人の主人公の目線から作られていると思いますが、それでも一番の主人公はトガシだなと感じました。

トガシという生まれつき才能がある者の、普通の人には分からない辛さや苦悩というのをちゃんと歌詞にできるのが本当に凄いと思います。そして最終的には聴いた人に下ではなく前を向かせる終わり方ができるのが素晴らしいです。本当に『ひゃくえむ。』という物語を理解していて凄いです。

 

特に私がトガシの曲だなと感じたのは、「ああ なんでこんなにも面倒で 不都合な長所を宿してしまったんだろう」という歌詞です。「なぜ自分はこんな才能を持って生まれてきたのか、こんな才能がなければ勝ち続けなければならない苦しみを味わわなくて良かったのに」というように思った時があったのかな...と才能がある者の苦悩がよく伝わって好きです。

 

「それしかないから しがみついていたかったんだ 居場所が欲しかったんだ」の部分は、才能がある人、トガシにしか分からない辛さをよく表現しているなと思いました。ここの部分の歌詞はなぜか公式が明らかにしていないのですが、めちゃくちゃ知りたいのでMVが公開された時の字幕で書いてほしいです。

 

そして最後の「生きてて良かったな」。この歌詞に『ひゃくえむ。』の全てが詰まっていると思います。「生きてて良かった」という割とありふれたフレーズが、この曲の締めくくりにあまりに相応しすぎるんです。トガシがなぜ走るのかの理由が「好きだから」とようやく気付いたとき、本当に嬉しくて涙を流している結末と完璧に合っているんですよ。

 

改めて、ここまで素晴らしい曲を作れる髭男は本当に凄いと思います。

 

最後に

ますます映画が楽しみになりました。早く素晴らしい曲たちを映画館で聴きたいです。

 

実は4300文字近く書いていました。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

 

過去に4つ『ひゃくえむ。』の記事を書いているので、良ければ過去記事も読んでみてください。

 

rozan901.hatenablog.com

 

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