批評
初めに、これは原作未読の者による批評です。
誰も観たことないような斬新なアクションを楽しめつつ、主人公の家族愛を深く実感できる映画となっている。
今作の大まかな内容は、「自分の息子がギャングに襲われ、敵を討つべく復讐を繰り返す」という復讐劇だ。
今作は単なる復讐劇ではない。主人公に非常に感情移入しやすいのと、戦争のように復讐が繰り返されることだ。
まず、主人公に感情移入しやすい点だが、これは家族愛を深く実感できる構成となっているからだ。
それは家族愛の描写が十分に描かれているのと、主人公が手に取ったこともない武器を手にする展開からそう実感できる。
家族のための報復は正当化されても良いと感じる方も多いのではないだろうか。
次に、戦争のように復讐が繰り返される点だが、主人公の報復だけでは決して終わらない。
最初に襲った側であるギャングも自分たちが正義だと思い込んでいるため、さらに敵を討つべく主人公に粘着し続ける。それがまるで戦争と同様なのだ。
そんな復讐の繰り返しの中で誰も観たことがないようなアクションが楽しめる。
それは非常に息をつく間もないと断言できる。
復讐劇や斬新なアクションが観たい方におすすめである。
原作は↓
スタッフ・キャスト
監督:ジェームズ・ワン
脚本:イアン・マッケンジー・ジェファーズ
キャスト:ケヴィン・ベーコン ギャレット・ヘドランド ケリー・プレストン アイシャ・タイラー ジョン・グッドマン リー・ワネル 他
2007年制作/106分/アメリカ