批評
今作は初見では分かりにくい企業ミステリーである。
今作は中々話が見えない。もちろんそれはわざとで、視聴者だけでなく主人公も最初は何が何だかよく分からない。
主人公はある企業のスパイなのだが、企業からの任務が非常に意味深である。
そんな任務を繰り返していく内に企業を不審に思い始める、というのが簡単なあらすじだが、基本は視聴者が感じるであろう疑問を少しずつ解消していく構成だ。
主人公がスパイなだけあって真実が明かされていくまでは意外と早い。
その真実も物語の見方を一変させるものだ。
考察が好きな方におすすめである。
スタッフ・キャスト
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
脚本:ブライアン・キング
キャスト:ジェレミー・ノーサム ルーシー・リュー ナイジェル・ベネット ティモシー・ウェッパー デヴィッド・ヒューレット 他
2002年制作/95分/アメリカ