初めに、この記事では『シン・ゴジラ』のネタバレを含みますが、映画本編の内容の感想は一切書かずに通常版と比べてどうだったかの感想を書きます。
2023年10月27日、『シン・ゴジラ』のモノクロ版である『シン・ゴジラ:オルソ』の舞台挨拶生中継上映が公開された。このモノクロ版は3日間のみの上映であり、上映館は全国でたったの7館、舞台挨拶は6館しかない。いずれ円盤が出るのかもしれないが映画館で観れるのは今だけかもしれない。私自身今までシン・ゴジラを映画館で観たことがなかったのと、初公開であるオルソを映画館で観れる境遇だったためとてもありがたいと実感した。
今回のオルソ版はとにかくゴジラが怖くなっていた。
ゴジラが映ってるところは全部怖くなっていると言えるが、特に怖くなっていると思ったところを、実際のオルソ版の写真はないため通常版の画像を記載するとともにどう怖くなっているか簡潔に記していく。
蒲田くん上陸
可愛いという人も多いですが私はあのギョロ目が怖いと思う。モノクロのギョロ目は結構怖いと思う。
タバ作戦時ゴジラ
ゴジラが遠くに見えているところが通常だと少し赤みがかっているがモノクロだと完全に真っ黒な姿なため、本当に無機質で不気味になっていた。
内閣総辞職ビーム
劇中で一番怖かったと言えるのは間違いなく夜のシーンだろう。そんな夜の中でも一番怖いのは内閣総辞職ビーム。
モノクロ版だと熱戦は白になっていて、個人的には紫より白の方が怖いと思う。
私は初見ではないためこのシーンがあることはあらかじめ分かっていたがそれでも絶望感がすごかった。
尻尾がカチッと動くシーン
覚えてる人は多くないと思ってる。本当に一瞬のシーンだが完全に真っ黒で不気味なゴジラが映された後急に動き出すのだからカラーより怖くなっている。
これに関しては画像が見つからなかったのと映像のほうが伝わるため動画を貼った。
反対にいまいちだったところ
そこまで気にする人はいないかもしれないが憲法の条文が映されるところはスーツの黒と融合していてよく読めなくなっていた。
一度再生を止めて読んだ人もいるかもしれないがオルソ版では止めても全文は読めなくなっている。
品川くんが体温上昇するところもオルソ版で初めて観る人にとってはよく分からなくなるだろう。モノクロでは体温が上昇していると伝わってこなかった。
ラストの尻尾も気持ち悪さで言うのならカラーのほうが良かった。
最後に
私としてはオルソ版は通常版を一回は観ていて、更に怖くなったゴジラを観てみたいという方にはおすすめだと思う。観て損することは全くないが、これから初見でシン・ゴジラを観るという方は通常版を先に観るべきだと思う。
今後オルソ版が円盤などで観れるようになった際に興味がある人は観るべきです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
以下、追記があります。ネタバレはありません。
円盤発売決定!!(追記)
2024年3月6日、ついに円盤の発売が発表された。
円盤のゴジラが完全に真っ黒でこれだけで怖さが伝わると思う。願わくば今作を全国の劇場で再上映して多くの人がモノクロの恐怖を劇場で体験してほしかったが、オルソ版を観る機会ができるようになることを嬉しく思う。
アマプラ配信決定!!(追追記)
2024年4月16日、Prime Videoで5月3日より見放題配信されることが発表された。
個人的にはまさかオルソ版も配信になるとは思ってもいなかった。
『シン・ゴジラ:オルソ』だけでなく、『ゴジラ-1.0』、-1.0のモノクロ版である『ゴジラ-1.0/C』、そして過去作のゴジラ邦画実写全作品も配信される。
これを機にゴジラ最新作・過去作に手を付ける人は多いだろう。