チャームロッカー

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映画『手紙は憶えている』76/100点

 

批評

主人公が認知症という設定を存分に活かした映画となっている。

 

今作の最大の魅力は脚本である。
家族を殺した犯人を探すというよくありそうな設定でありながらも、犯人を探すのが認知症という新しい設定を加え、非常に新鮮な脚本作りに成功している。

 

脚本の魅力はそれだけではない。
劇中で至るところに散りばめられた見事な伏線回収によって、思わず意表を突かれる全く先が読めない展開になっている。

 

短い時間の映画が観たい方やサスペンス作品が好きな方、脚本を重視している方におすすめである。

 

スタッフ・キャスト

監督:アトム・エゴヤン

脚本:ベンジャミン・オーガスト

キャスト:クリストファー・プラマー マーティン・ランドー ヘンリー・ツェニー 他

 

2015年制作/94分/カナダ・ドイツ