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映画『はたらく細胞』96/100点

 

批評

原作の魅力を全く損なうことなく、オリジナル展開を成功させた映画となっている。

 

今作は人間の体内に存在する細胞を擬人化して、細胞たちの役割を学びつつ、面白く描かれるコメディ劇だ。

原作では各細胞が丁寧に紹介されるのだが、映画でも違和感がない形で引き継がれている。

原作より劣っている部分は多少あるが、原作の魅力を引き継いでオリジナル展開がされている。それが今作は非常に上手い。

 

今作には原作が2つある。『はたらく細胞』と『はたらく細胞BLACK』だ。

原作を読んだ方にとっては、この2つの原作をどうやって一本の映画に仕立てるのか気になるだろう。

今作は原作では描かれなかった人間パートも描く。それによって自然に2つの原作の要素を融合させている。

その人間パートも非常に注力され、しっかり意味のあるものとなっていて、原作の魅力を全く損なわせていない。

 

原作を読んだ方、コメディが観たい方におすすめである。

 

原作は↓

 

スタッフ・キャスト

監督:武内英樹

脚本:徳永友一

原作:清水茜 原田重光 初嘉屋一生

キャスト:永野芽郁 佐藤健 芦田愛菜 阿部サダヲ 山本耕史 仲里依紗 松本若菜 マイカ・ピュ 染谷将太 他

 

2024年制作/109分/日本