チャームロッカー

MENU

ドラマ『バッド・キッズ 隠秘之罪』72/100点

 

批評

原作から大きく異なり、視聴者に明確なメッセージを伝えるドラマとなっている。

 

今作の大まかな内容は、「子どもたちが偶然殺人の瞬間を映像に収めていたため、犯人を脅して取引する」というサスペンスドラマだ。

子どもたちは自分たちのために犯人を必死で騙し、犯人はなんとかして子どもたちの気を緩ませようと対峙し合う。

 

今作は原作とは決定的に異なる点が非常に多い。原作とは人物設定が異なっていたり、原作にいた登場人物が消されていたり、中盤以降は話が大きく改変されたり、それも原作よりも救いがあり、自然な改変だったりする。原作と今作を見比べるとあまりの違いに驚くだろう。

しかし、改変によって主要人物の内面を描く場面が大幅に増え、原作よりも同情を誘う構成になっている。それによって主要人物のほとんどが何かしらかわいそうだと感じられるのだ。

ほとんどの主要人物が闇を抱えており、自分にもその人物の苦しみがよく分かる一方、自分の願いが叶わないのは非常に現実的である。

 

原作を読んだ方は違った視点である程度今作を楽しめるだろうし、今作から入った人は原作を楽しめるだろう。

原作を読んだ方やサスペンス作品が観たい方におすすめである。

 

原作は↓

 

スタッフ・キャスト

監督:シン・シュアン

脚本:パン・イーラン スン・ハオヤン

原作:ズー・ジンチェン

キャスト:チン・ハオ ロン・ズーシャン シー・ポンユェン ワン・シェンディー ワン・ジンチュン 他

 

2020年制作/全12話/中国

 

ドラマ『【推しの子】』74/100点

 

批評

短い尺の中で原作の筋を上手に描いたドラマとなっている。

 

漫画『【推しの子】』の実写ドラマである今作は、概ね原作通りに描かれている。

今作の大まかな内容は、「とある事件に巻き込まれた主人公が、犯人探しのために芸能活動を始める」という芸能サスペンスだ。

一体どういう事件で芸能活動を始めるのか、原作未読の方にとっては疑問だろう。

詳しくはここでは書かないが、主人公に強く納得できるような構成だ。

 

芸能界が舞台のため、登場人物のほとんどはアイドルだったり俳優だったり監督だったりする。

原作ほどではないが、芸能界の裏事情も描かれる。

 

尺の都合上、カットされる箇所は多く、原作を読んだ方にとっては説明不足に感じる部分は多々あるだろう。今作は原作よりも相当ハイスピードだ。

しかし、原作の重要な根幹部分はじっくり描かれる。その上で、原作よりも上手い、自然な展開を生む改変が多い。

 

原作を読んだ方、面白い脚本が観たい方におすすめである。

 

原作は↓

 

スタッフ・キャスト

監督:スミス 松本花奈

脚本:北川亜矢子

原作:赤坂アカ 横槍メンゴ

キャスト:櫻井海音 齋藤飛鳥 齊藤なぎさ 原菜乃華 茅島みずき あの 吉田鋼太郎 倉科カナ 金子ノブアキ 他

 

2024年制作/全8話/日本

 

ドラマ『全領域異常解決室』70/100点

 

批評

非常に脚本が練り込まれたドラマとなっている。

 

今作の大まかな内容は、「人間の力ではありえないと思われるオカルト事件を解決し、そんな数々の事件に関わっている犯人を見つけ出す」という超常現象ミステリーだ。

基本の話こそは「事件を解決しつつ、犯人の手がかりを見つけていく」という分かりやすい設定だ。しかし、上述の通り、今作は非常に脚本が練り込まれている。

 

今作を視聴する上で、事件とは関係ないところでかなり意味深に感じることが多いだろう。

登場人物の不思議な言動だったり、なかなかよく分からない詳しい設定だったり。

しかし、今作の脚本はしっかりと狙っているものだ。

 

意味深な部分が多い一方、伏線回収はものすごくきれいだ。

視聴者が取りこぼしやすい箇所だけでなく、中には物語の見方を大きく変えてしまうような展開が待っている。

 

非現実的な要素が苦手な方には合わないかもしれないが、面白い脚本が観たい方におすすめである。

 

スタッフ・キャスト

脚本:黒岩勉

キャスト:藤原竜也 広瀬アリス 柿澤勇人 福本莉子 小宮璃央 成海璃子 迫田孝也 ユースケ・サンタマリア 小日向文世 他

 

2024年制作/全10話/日本

 

ドラマ『今、私たちの学校は...』86/100点

 

批評

初めに、これは原作未読の者による批評です。

 

今作は設定を存分に活かしたドラマとなっている。

発生源・舞台が高校ということを活かし、各教室にあるものを利用して退治・脱出を図るのが面白い。

 

ゾンビものであると同時に学園ものでもあり、恋愛も描かれる。
最初から好意を抱いていたというよりも、共に過ごしていく中で好意を抱いていたんだなと気付く構成になっていて、大切な人を守るために脅威に立ち向かうという物語に見入ることができる。

 

その他、極限状態の人間の心境から感じられる善悪の混濁、今までに見たことがないような新展開など、全く飽きさせない作りになっている。

 

ゾンビものが好きな方、学園ものが好きな方、面白いドラマが観たい方にとてもおすすめな一作である。

 

原作は↓

manga.line.me

 

スタッフ・キャスト

監督:イ・ジェギュ キム・ナムス

脚本:チョン・ソンイル

原作:チュ・ドングン

キャスト:パク・ジフ ユン・チャニョン チョ・イヒョン パク・ソロモン ユ・インス イ・ユミ チョン・ベス 他

 

2022年制作/全12話/韓国